酸蝕歯とは、柑橘類などのフルーツやワイン、果汁、炭酸飲料、スポーツドリンクなど飲料、ビタミンCなどの顆粒や液体のサプリメント、うがい薬などの酸性のものを常用することの強い食品や飲料によって溶けてしまった歯の状態のこと。または、酸によって弱くなった歯をかみ合せるが噛むことや歯ブラシによってすり減った歯の状態のことをいいます。また、逆流性食道炎のある方、しばしば嘔吐する方などは胃酸によっても歯が溶かされる場合があります。
カラダによいとされているものが、実は歯には悪い......。きっとびっくりしてしまった方も多いのではないでしょうか?実は最近、むし歯だと思って来院したら、酸蝕歯だったという方が急増しています。
もしかすると、むし歯かと思っていたら、実は酸蝕歯だったなんてことも十分にありえます。ぜひ一度チェックしてみましょう。
<これらの症状がある方は要注意!>
□歯がしみる
□歯の噛み合わせの山の部分が平になっている。ヘコむ
□前歯の先端が欠ける
□歯の厚みが薄くなる
□歯が細くなる
□つめものと歯の間に隙間ができてくる
□歯のつやがなくなる
□歯の色が黄色くなる
□つめものが変色したり、修復物との境が茶色や黒くなったりする
□いくら歯ブラシをしてもむし歯ができる
※あてはまる数が多いほど酸蝕歯の可能性が高くなります。